室内の鉢植えにカビが生えた時の原因と対処法・カビの除去方法

室内に置いている鉢植えの土にカビが生えてしまうことがあります。鉢植えの土にカビが生えてしまうと、植物も枯れてしまうのではないかと心配になりますよね。

鉢植えの土にカビが生えてしまうのにはどのような原因があるのでしょうか。カビが発生しないようにすることはできる?

室内に置いている鉢植えにカビが生えてしまった時の、原因と対処法についてお伝えします!

室内の鉢植えにカビが!考えられる原因は?

カビが生える原因、それは湿度、水が原因です。まず疑うのは水のやりすぎ、鉢植えの中にいつまでも水分が残っている事が原因と考えられます。

植物に水は必要不可欠ですが、夏も冬を同じペースで水やりをしていませんか?冬場は部屋の中も空気が乾燥するので鉢植えの水分もすぐに乾きますが、夏場は湿度が高いので水やりを加減しなければ、いつまでも鉢植えの中に水分が溜まってしまう状態が続きます。

そうすると、カビが発生してしまうのです。

水やりは自分のペースではなく、植物のペースで行いましょう。土が乾いたら水やりをすることです。

とっても水を必要とする植物、水やりがあまり必要としない植物など、同じ植物でも水やりの仕方は違ってきます。

夏場のジメジメした時期だけではなく、普段から水やりの仕方には注意をしてください。

室内の鉢植えにカビが生えてしまうのにはこんな原因も!

土が乾く時間があるとカビは生えにくくなります。では土が乾くにはどの要素が必要かを考えて見ましょう。

まずはみずやりの頻度です。乾く暇を与えずに水やりをするのはNGですよ。

そして水が乾くといえば日光ですよね。洗濯物でも分かるように、日光が当たれば水分が蒸発して夏場でも衣類をカラッと乾かす事が出来ます。室内の鉢植えも日光が当たる場所にあるかどうかを、確認してください。

また洗濯物を例に出すと風も乾かすためには必要となってきます。風通しが良い場所なら日光が当たらなくても、洗濯物を乾かすことが可能ですよね。

鉢植えを置く場所は風が通る場所か?というところにも注意をしましょう。

土を乾かすためにはみずやりの回数、日当たり、風通しが重要なポイントです。

またカビには栄養分も必要です。土の栄養分が多すぎるのもカビが生えやすくなりますので、使用する培養土もカビが生えたら見直しをしてください。

室内の鉢植えにカビが発生するメカニズム

室内の鉢植えにカビが生えるのは、植物自体の問題ではなく上記したように土に問題があります。

そのため土に生えたカビは、土の状態を変えることでカビを発生させなくする事が可能です。

カビの条件は温度、湿度、栄養です。室内に鉢植えをおいている場合温度はカビが生える条件に合います。そして湿度ですがみずやりの仕方や風通し、日の当たり方によってカビの好む湿度になってしまいます。

最後に栄養ですが、培養度など土には植物が育つための栄養が含まれていますので、こちらがカビの栄養ともなります。

なのでカビを発生させなくさせるためには、2番目の湿度をコントロールするのが一番なのです。

夏場は特に湿度が土の中にこもりやすくなりますが、冬場も必要以上の水やりを行うと、カビが発生してしまう可能性がありますので注意をして下さいね。

室内の鉢植えにカビが生えた時の対処法

カビが生えた原因が分かれば、逆の方法でカビを予防する事が出来ます。

みずやりは土が乾燥したら、適度に行う。日が当たり風通しの良い場所に鉢植えを移動する。培養土などに栄養がありすぎていないか確認をする。このような事を注意すると夏場でもカビを発生させずに室内の鉢植えを育てる事が出来ます。

しかしカビが発生した後だと、これらの方法を行ってもカビが発生し続けてしまうこともあるでしょう。

そんな時は鉢植えの土を入れ替えたり、防カビ剤の使用をお勧めします。

ホームセンターなどで鉢植えのカビを相談してみると、植物にあった土を選んでくれますよ。

また最近ではカビが生えにくい土というのも販売されていますので、どうしてもカビが生える条件が整ってしまうという場合などは、このような土を使ってみるのも一つの方法です。

鉢植えのカビをアルコールで除去する方法

薬品を使用したくない場合には、アルコールで土を消毒する方法もあります。

お家の台所に消毒用のアルコールを常備しているという方は、それを使用しても構いません。

まずは目に見えているカビは土ごと取り除きます。しかしこれで鉢植えの中の土にカビがいないか?というとそうではありません。まだ目には見えませんが、カビの胞子は土の中に潜んでいるのです。

ビニールシートや新聞紙を利用して鉢植えの土を広げ、そこにアルコールを吹きかけましょう。

そして十分に土が乾いたら鉢植えに戻します。胞子は空気中に飛び散りますので、行う時はマスクをして、屋外で行うと良いです。

ちなみに観葉植物の他にも、胡蝶蘭などのコケにもカビが生えてしまう事があります。こちらも水のやりすぎが大きな原因となります。

胡蝶蘭はコケなどにカビが生えるだけではなく、その根にカビがついてしまって黒くなる事もあります。そんな場合も根についてしまったから、もうダメかというとそうではありません。

黒くなった根のほかに生き生きとした緑色の根、葉が残っている場合にはまだ生命力があります。

カビで黒くなってしまった根を切り取って、コケを替えて植え替えを行ってください。

このようにカビが生えてしまっても、鉢植えは終わりではありません。適切な対処をして、また植物の成長を楽しんでください。

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