二階にバルコニーを設置するなら水道もあった方がいい?
新しい自分の家は、これから生活をすることを考えると楽しみなことが多いですよね。
自分の思い通りに間取りが作れて、電気配線や水道も好きなところに付けることができる注文住宅は、家作りにおいては根強い人気があります。
二階建ての家にする場合、空きスペースをバルコニーにする人も多いようです。
似た言葉でベランダというものもありますが、これらの違いは屋根の有無です。
ベランダには屋根がありますが、バルコニーは屋根がありません。
一般的には、バルコニーとは建物の二階以上で手すりがあるスペースのことを言います。
ベランダよりもバルコニーの方がスペースが広いことが多いので、この広いスペースを使って、バーベキューを楽しんだり、ガーデニングを楽しむ人も多いです。
バルコニーを作るのであれば、水道はあった方が良いのでしょうか?
結論からいうと、あった方が「便利」であると言えます。
ガーデニングをしない場合でも、屋根がないバルコニーは外の埃がそのまま入ってきて、溜まりやすい場所です。
このような時でも、二階のバルコニーに水道があれば、その場で水で洗い流してキレイに掃除することができます。
水道は無いよりも、あればもしもの時に使えるというメリットがあります。
二階バルコニーに水道は必要ない?その理由とは?
日本は細長い国土のため、土地によっては温暖なところもあれば、冬は凍えるほど冷え込むというところもあります。
北海道など、北国に住んでいる人は経験があるかもしれませんが、冬場の気温が低い日などは水抜きをしないと、水道管が凍結してしまうこともあります。
普通に凍結するだけならまだ良いですが、場合によっては水道管が破裂してしまうこともあります。
普段使っている流しの水道であれば良いですが、普段使わない二階バルコニーの水道は締め忘れてしまう可能性も否定できません。
水道管が破裂してしまうと、水が漏れて後処理が大変になるため、このような凍結の恐れのある地域では、バルコニーの使用頻度を踏まえて水道の設置はおすすめしない設計士さんもいるようです。
二階バルコニーに水道を設置するだけで楽チン!?メリット3つ
バルコニーに水道を付けるというと、思い浮かぶのはガーデニングの水やりですが、実際二階のバルコニーに水道を設置した人が便利だと感じたことには、「二階部分の掃除」と答える人が多く見受けられます。
二階の部屋を掃除する時、ベランダに水道がなければ、一階にわざわざ戻って水を組んだり、雑巾やブラシを洗ったりしなければいけませんが、ベランダに水道があることでその場で掃除を完結することが便利と感じる人が多いです。
また、窓ガラスの掃除も二階にいたままで、水拭きしたり、ワイパーでキレイにするということも簡単にできるということもメリットと言えるでしょう。
そして、汚れが溜まりやすいベランダは、思った以上に汚れがつきやすく、外の土ぼこりや砂、落ち葉や虫の死骸など、様々なゴミの巣窟となり、掃除をしないとあっという間にゴミのたまり場になってしまいます。
でもベランダの水道があれば、ゴミをほうきで取り除いたら床に水を流すことで、ゴミを洗い流せて、キレイな状態を保てます。
思いついたらすぐに掃除できるというのは、大きなメリットではないでしょうか。
水道設置と同様悩む屋根の設置、二階バルコニーには必要?
バルコニーは、洗濯物を外干しするのには最適な場所と言えます。
屋根がないので、向きによっては日がたくさん入り、洗濯物をからっと乾かすことが出来る場所です。
しかし、日中仕事などで家を空ける時、夕方からの急な雨で、干しっぱなしにした洗濯物が台無しになってしまうということも良くあります。
注文住宅では、バルコニーに屋根を付けることも出来るので、平日家にいることが少ない人であれば、バルコニーに屋根があると、多少の雨でも安心なので、とても便利です。
屋根を付けたバルコニーは、「インナーバルコニー」と呼ばれます。
屋根があると、半室内のようにバルコニーを使うことが出来るので、屋根の設置を検討してみるのもおすすめです。
ただし、バルコニーに屋根をつける場合は、屋根を支えるために柱や壁といった土台が必要になるため、費用が多くかかる場合があります。
また、構造上、屋根を付けることでより太い木材を使わなくてはいけないということもあるため、間取りに制限が出てしまう場合もあります。
バルコニーに屋根を取り付ける際には、使い道をしっかり考えてから検討することが大切です。
そもそも二階にバルコニーは必要?設置の基準は?
バルコニーを付けることは、色々な使い道が出来るため、構造によってはメリットが大きいと言えます。
バルコニーを付けることによって一番メリットを感じられるのは、二階部分に生活の中心となるリビングや風呂場などの水回りがある作りです。
バルコニーに出入りするには、生活の中心となる部分からつながっているほど動線が短くなるので、無駄な動きがなくストレスがありません。
二階で洗濯をして、洗濯物をバルコニーで干し、取り込むというのは一番スムーズな流れです。
多くの家が、一階にリビングや水回りが集中しているタイプです。
そして、このタイプに住む人が悩むことのひとつが、二階のバルコニーの有無です。
バルコニーを洗濯物干し場として考えるのであれば、一階の庭やテラスでも代用できる場合があります。
通りに面していて人目が気になるとか、外の埃や花粉が気になり、洗濯ものを外に干したくなのであれば、部屋干しをしたりサンルームを設ける方法が良いかもしれません。
間取りを見ながら、実際にどのように家事をすることが多いのか考えてみると、必要なものや要らないものが見えてくるでしょう。