朝顔を種から育てる時の育て方・種まきの時期と手順
朝顔を種から育てる時の育て方・「種まきの時期と手順」をご紹介します。
朝顔は、夏の花というイメージがあるように、夏の少し前に種まきをするのがベストです。
具体的な季節は、5月から6月頃がおすすめですが、朝顔は花を咲かせるまでに1ヶ月から2ヶ月ほどかかりますので、花を咲かせる時期を調整したい場合は、逆算して計算すると良いでしょう。
次は、種まきの手順についてご紹介します。
まず最初に朝顔が育ちやすい土を準備したら、種に小さく傷をつけて、目が出やすくなるようにします。
そして、土に指の第一関節程度の浅い穴を開けたら、そこに朝顔の種をまきます。
毎日、水をあげて適度な湿り気を保てば、1週間ほどで目が出ます。
発芽させる時は、小さな器に種まき用土を入れるだけで、朝顔を発芽させることが出来ます。。
しかし、このままでは、大きく育てることは出来ませんから、本場が2~3枚出たら、植替えを行いましょう。
朝顔種から育てる育て方・種まきの方法と摘芯について
朝顔種から育てる育て方・「種まきの方法と摘芯について」ご紹介します。
朝顔の種をまく時に、目が出やすくなるように小さく傷をつけることが必要になりますが、園芸コーナーなどに置かれている朝顔の種の中には、最初から小さく傷をつけてくれているものもあります。
その事は、種の袋に書かれていますから、買う際は説明書きを確認してから、購入しましょう。
種をまく際は、くれぐれも深い穴を作らないようにしましょう。
1.5cmほどの深さの穴で充分です。
種の殻から目が出やすくなるように、小さな傷が上向きになるように種をまき、軽く土をかぶせれば完了です。
土には適度な湿り気も必要ですが、温度も大切です。
周囲の気温が20~25℃になるような時期に種をまくようにしましょう。
芽が出た後に「摘芯」を行うと、そのまま育てていくよりも、つるや花の咲く数が増えますので、見栄えの良い朝顔に育てたい場合は、ぜひ摘芯を行いましょう。
摘芯の具体的な方法は、以下の通りです。
1.朝顔の本葉が8~10枚ほど出るまで育ったら、先端の新芽をハサミで切り取ります。
2.切り取ったところの下の3枚の本葉の脇芽を伸ばします。
3.脇芽から伸びた3枚本葉がそれぞれ5枚ほどになったら、またそれぞれの先端をハサミで切り落とします。
4.またさらにつるが枝分かれして行きますので、最後にもう一度それぞれの先端をハサミで切り落としましょう。
これで、つるの数も花の数も通常よりも増やすことが出来ます。
朝顔を種から育てる育て方・水やりについて
朝顔を種から育てる育て方・「水やりについて」ご紹介します。
水やりの量は、鉢植えの場合、基本的に土が乾いたら、鉢植えの底から水が出るほどたっぷりと水をやるようにしましょう。
花壇や畑など、地面に直接に植えている場合は、土の表面が程よく湿り気を保つ程度に水やりをするようにしましょう。
水やりは、タイミングも大切です。
日の高い日中に水やりすると、鉢植えの中の温度が上昇したり、葉についた水滴がレンズの代わりになってしまい、葉が日焼けしてしまう恐れがあります。
ですので、水やりは比較的気温が涼しくなる、早朝か夕方に行うようにしましょう。
また、外に置いておいたジョウロやホースの中の水は、夏の気温で、ぬるま湯になるほど高くなっていることもあります。
手で触って温度をチェックしてから冷たい水をやるようにしましょう。
種まき~種取りまでの流れ・種取りの時期について
種まき~種取りまでの流れ・「種取りの時期について」ご紹介します。
キレイな朝顔の花を愛でた後は、種取りが待っています。
といっても、それほど難しいものではなく、花が枯れ落ちた後の実の中から取るだけです。
タイミングとしましては、実が緑から茶色になり、中の種が黒くなった頃が収穫の時期です。
そのまま放おっておくと、種が弾けて飛んでいってしまいますので、気持ち早めに取るようにしましょう。
収穫した種の中に、まだ未熟なものがあっても、他の種と一緒に紙やティッシュなどの上に置き、陽の当たらない場所で陰干しして、乾燥させればOKです。
乾燥させる時間は、1~2ヶ月ほどじっくり時間をかけましょう。
乾燥が終わったら、茶封筒などに入れ、風通しの良い場所で保存するようにしましょう。
しっかり保管したい場合は、密封できるビニール袋に入れて、冷蔵庫に入れると、数年保存することが出来ます。
朝顔の病気について
朝顔の病気についてもご紹介します。
・斑点病(はんてんびょう)
斑点病は葉に斑点が出る病気の総称です。
斑紋病(はんもんびょう)や、輪紋病(りんもんびょう)、べと病などが考えられます。最初は、葉に小さい斑点ができ、症状が進むと斑点も大きくなり、葉も緑から黄色や茶色に変色して、穴が空くなどして葉が欠けていくものです。
これは、主に害虫やカビの一種によって起きる病気です。
朝顔を日当たりと風通しのよい場所に置き、症状が出てしまった葉は取り除いて処分しましょう。
・うどん粉病
うどん粉病は、葉にうどんの粉をまぶしたように白くさせる病気です。
湿度が低く、風通しが悪い場所に置いておくと、カビの胞子が繁殖し、感染してしまいます。
他の葉にもうつりますので、発症した葉はすぐに取り除きましょう。
また、うどんこ病に有効な薬剤もありますので、使用方法に注意しながら朝顔にかけて予防しましょう。
他にも、「つる割れ病」や、「モザイク病」などがあり、害虫や周囲の環境によって朝顔に悪影響が出ることがありますので、注意しながら育てていきましょう。